薬剤部
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感染対策チーム
院内感染対策チーム
(ICT: Infection Control Team)
院内感染対策マニュアルの作成・更新や消毒薬の適正使用、無菌操作に積極的に関与し、院内の感染防止に努めています。週1回ラウンドを行い、感染対策がきちんと実施されているか確認を行うとともに、改善点の洗い出しを行っています。
抗菌薬適正使用支援チーム
(AST:Antimicrobial Stewardship Team)
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薬剤師が中心的な役割を担っており、医師からの感染症治療に関する相談にのるだけでなく、必要に応じて提案も行っています。また、患者さんの状態を加味しながら、検査の提案など診断・治療のサポートを行っています。最新の抗菌化学療法の情報を収集するために積極的に学会に参加し、医師への提案に役立てています。
病棟薬剤師との連携を密に行い、病棟での感染症治療においても支援しております。
これらの活動は院内だけでなく、近隣の医療施設に対しても行うことが求められており、院内の医師、看護師、検査技師と協力し、地域全体での感染対策、抗菌薬適正使用推進のための活動に参画しています。
化学療法チーム
化学療法委員会を2カ月に1回定期的に開催し、レジメン(抗がん剤の投与量や投与方法、投与期間などを時系列に記した治療計画書)の審査・登録を行っています。学会のガイドライン、海外を含めた論文や臨床試験のデータなどの科学的根拠に基づき有効性や安全性を評価しています。副作用を予防するため、適切な吐き気止めや輸液を選択し、患者さんが安心して治療を受けられるよう努めています。他にも抗がん剤曝露防止のため、閉鎖式薬物移送システムの導入など医療スタッフが安全に抗がん剤を扱えるよう取り組むなどがん化学療法全般に関わる話し合いを行っています。
認知症サポートチーム・精神科リエゾンチーム
認知症の診断の有無に関わらず病気の影響などで認知機能が低下している患者さんに対して、身体疾患の治療を安心かつ円滑に受けられるよう、認知症の専門知識を有するチームスタッフが主治医および病棟看護師と連携・相談しながら、居心地の良い療養環境を整える支援を行っています。患者さんが入院による環境変化で不安・徘徊・興奮・妄想・うつ・不眠などの症状が出現することを予防・軽減するために活動しています。 薬剤師は不安・徘徊・興奮・妄想・うつ・不眠などに対する使用薬剤の選択・調整を主治医に提案しています。
栄養サポートチーム(NST)
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入院患者さんの栄養管理を多職種で実施・支援するチームです。当院では医師・看護師・栄養士・臨床検査技師とともに実際にベッドサイドで栄養状態を評価し、主治医や担当看護師に栄養に関する提案を行います。薬剤師は、使用している注射・内服薬を把握し、病態・嚥下機能・医薬品間や栄養剤との相互作用などを考慮して、薬剤の変更・追加・中止の提案を行っています。また、病棟での栄養療法・投与ルート、薬剤の処方提案の支援や院内の栄養に関する研修などを行います。
腎・糖尿病対策チーム
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糖尿病に関する基礎知識・食事療法・合併症・インスリン注射の使用方法について「糖尿病教室」を開催し、薬物療法についての講義を担当しています。 また、糖尿病療養指導士等の資格取得や学会参加に対して医師や病院からのサポート体制も整っており、資格取得や維持に力を注ぐことができます。 治療に関して、患者さんが安全に治療を受けられるよう、検査に応じて中止する必要がある薬剤などの資料を作成し、多職種と最新の情報を共有できるよう取り組んでいます。
肝疾患対策チーム
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肝炎から肝硬変または肝がんへの移行者を減らすため肝炎対策基本指針というものがあります。その目標達成に向けて、肝炎患者さんやそのご家族へ情報提供や支援を行ったり、肝炎ウイルス検査の受検案内を行ったりしています。 薬剤師は院内でのB型・C型肝炎の検査が適切に行われているかを確認し、医師と情報共有を行っています。特に免疫を抑える薬や抗がん剤などを使用している患者さんでは、免疫力が低下し、肝炎が再発する可能性があります。おくすり手帳に詳細を記入し、定期的な検査を行えるよう努めています。
排尿ケアチーム
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排尿に関する生活指導、環境調整、リハビリや薬物療法など包括的な治療やケアに取り組んでいます。1日でも早く排尿を自立に導くことで、生活の質の向上を目指しています。 薬剤師は患者さんへ薬の説明をするだけでなく、他の薬との飲み合わせが悪くないか(相互作用がないか)、服用後の副作用が起きていないかを確認しています。