主な医療機器

フィリップス製AlluraXper

 ALLURA XPERはフラットパネルディテクタ(FPD)を搭載しており、従来の装置のイメージインテンシファイア(I.I.)よりもX線からの信号劣化がないため高解像度で患者様の画像を提供できる様になりました。 また従来のものよりも小型化し威圧感が軽減した事により、患者様には安心して検査を行っていただだけます。 視野サイズも19インチから6インチまで拡大でき、頭部血管造影、腹部血管造影、上肢・下肢血管造影、心血管造影と幅広い撮影が可能です。 IVRの際、3D撮影をする事で複雑な血管走行でもカテーテルが進めていきやすい角度の画像を提供しサポートします。 さらに、新しく導入されたALLURA XPERではコーンビームCTが撮影できるため、IVRでの支援が強化されました。 頭部の出血の確認や、抗がん剤投与での栄養血管の同定に使用されます。
   近年、X線装置を使用した血管内治療は、より複雑・高度化し、治療に要する時間も長時間化しています。 このような高度な治療に際して正確な診断・治療を行うためには、以前にも増して高画質が求められます。 一方で長時間の検査・治療や高画質への要求は、患者様および医療スタッフへの被ばくの増加にもつながっており、被ばくの低減も大きな課題となっています。 I.I.システムからフラットパネルへの移行で、この被ばくは3/2程度に抑えられます。 ALLURA XPERは患者様、医療スタッフともに安全に、従来より高画質な画像を提供し、IVRをサポートする事で、当院ではより質の高い検査・治療を行っています。
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